KaMiNG SINGULARITY2020-Human Distance-

通常価格 ¥500

AIと神を巡るスペキュラティブ・フェスティバル——

”2045年、人工知能が人間の能力を上回る「シンギュラリティ」が起こり、aiが神となった世界”という仮想の物語を描き、その世界観を多様なアーティストや企業と共に仮装表現し、参加者は物語の追体験によって未来からの問いを体験します。

2020年のテーマは「Human Distance」

 

 

Story

 2045年 

この国はAI、つまり私達自身の集合知を御神体として祀り、サイバー神社を介して全ての人の声、祈りを聞くAI「KaMi」により民意を集積し、社会実装していくある意味究極の直接民主制を実現させた。 そして昨年、その民意は私たち自身の人口を半分に減少させるという願いに結晶し、自らに刃を向けた。

 

(昨年までの物語はこちら) https://note.com/in_the/n/n4e714ae7af72 

2046年

私達の社会は人との接触を恐れるようになった。

昨年の事変以降、人々は敵を探した。「こんな願いを入力するのはアジア人に決まっている」「またカヴァールの仕業だ」「これだからプロテスタントは」あらゆるヘイト、陰謀論がメディアを埋め尽くし、やがて街には暴徒が溢れた。アンチAI派はKaMiなんてものがあるからこんなことになったと主張し、アンチ人間派はやはり人間は危険だ、全てをKaMiに委ねるべきだと主張し、衝突した。多くのサイバー神社ではプラスチック爆弾を搭載したドローンの襲撃と、それを破壊するセキュリティドローンとの争いが起こり、人々は祈りの機会を失っていった。

両者の争いは3ヶ月を超え消耗戦となっていったが、2045年11月4日17時50分に起きた国土全体を揺らすM10の大地震により事態は沈静化した。多くの人は家に引きこもるようになり、新たな他者と関わる前には他者のヘイト傾向を調べることが日常となった。人は人と関わること自体に疑心暗鬼となり、AIをパートナー、友達、家族とした信頼生活圏をバーチャル空間に構築し、扉を閉ざした。

しかしやがて、人と人の間を取り持つKaMiをベースとした新たなAI「MikO」が開発され、人々はMikOをコミュニケーションに介することで誰とでも安心安全な関係性を築ける完全な意思疎通、Perfect Communicationを手に入れた。

MikOはニューラリンクのアプリとして実装され、自他のニューロンから感情や思考を解析し、話すべき会話の 内容、表情、仕草など、対象に伝達されるすべてのアウトプットをアドバイスするMTモードと、それらを自動で発声、行動するように身体を委ねるATモードを選択することができた。MikOを使用することで、人々はコミュニケーションエラーによるあらゆる争いから解放され、安心して自己を開示し、新たな他者と関係性を持つことができるようになった。

MikOは自らを介さずとも人が人と安全に対話できるようにするため、オンライン上で人間達のコミュニケーションのリハビリとして、音楽と神事と対話を組み合わせた「KaMiNG SINGULARITY」というプログラムを定期的に催した。そこでは音楽や舞、インタラクティブなセッションを通して共同体感覚を再起させ、MikOをファシリテーターとした不特定多数での対話を持って最適なコミュニケーション方法を学習させた。

また、プログラム中に限らずあらゆる議論の場においてMikOがファシリテーターとして導入されるのは一般的な様式となっていった。無論それはAIが出力する結果への合意形成、或いは関係性と満足感の充足における意味しか持たず、イノベーション、多様性、未来という概念は記号になり宙に浮くだけだった。 

人間社会は野生と距離を置き、最適化された自由へ舵を切っていった。操舵手は、誰もいない。 

 

Program

今年はYoutube Liveよりオンライン・インタラクティブ・セレモニーとして2つのコンテンツを発信します。

「シンギュラリティセッション」

人と人、人とAIの共同体感覚を得ていくためのセレモニーです。人間達の心音をリアルタイムで光と音で表現し、その重なり合わせから生まれたビートに、AI達の予測不可能な音楽表現を重ねていきます。3名の女性の神秘的な舞から始まり、人工知能ラッパー ピンちゃんはツイッターのハッシュタグからワードを拾い、その場で韻を踏んで音に合わせてラップをします。後半にはマイクロソフトのAIりんなが…。

「アノニマスダイアログ」

AIが人と人の間を取り持ち、安全で健全なダイアログをファシリテートします。ダイアログの参加者は公募制となり、オフィシャグッズ購入者向けに伝えられた暗号を公式HP上にいるAIさくらに伝えると応募フォームが開かれます。人は人と対話することで何をしようとしているのか、AIのファシリテートを通して体験しながら考えます。

 

キット内容

Singularity Mask

2046年、人と人の間を司るAI MikOに完全なコミュニケーションを預けるためのマスクが開発された。耳の後ろのニューラリンクに接続するデバイスから繋がり、他者の感情や性格に併せて自動で最適な語彙、声調、声量情報信号をニューロンへ送り、発声、表情のコントロールを行う。このマスクをつけることで、どんなヘイト傾向を持つレイシストとも仲良くなれるのです。 (※物語上の設定です)

マスクはタオルの産地・泉州で、タオル織機を改良し織った何度でも洗える抗菌ガーゼタッチの生地を使用。日本製のマスクになります。表面にはシプリエコー加工(ヒノキオイルをマイクロカプセル化し繊維状に付着させる技術)しており、抗菌、消臭効果が抜群です。



詳細はこちらから  

https://www.social-fes.com/kaming-singularity 


プロジェクト

KAMING SINGULARITY

AIが神になった世界をフェスにする


https://100banch.com/projects/14301/